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活動報告

初夏の京都を行くWA・A Design Project 視察ツアー
１泊２日で巡る京都・芦屋の旅「ASHIYA GALLERY（設計：安藤忠雄）」（2014.7.1）

2日間にわたる京都退蔵院 視察ツアーの最後の訪問先は、KMギャラリー芦屋でした。
建築家 安藤忠雄氏設計のファッションデザイナー コシノ ヒロコさんの元自邸。

鮒田


兵庫県芦屋駅から六甲山方面へバスに揺られて登ること約20分。鶯の声がすぐ近くに聞こえる空気の綺麗な住宅地にギャラリーはありました。

自然の光がたっぷり入る大空間。その日のお天気や陽の光によって展示されているアートの表情も違って見えるそうです。

建物に入ってすぐ右手にある、和室。コンクリートの他の壁面とは対照的に、和紙で貼られた壁天井の表情がとても優しく柔らかな印象でした。

Corridorに展示された設計の打ち合わせで書かれたと思われるメモがとても興味深いものでした。スターバックスの紙ナプキンやレストランの紙のランチョンマットにも、プランが書かれており打ち合わせの様子を想像してしまいます。

航空写真の上に建築プランが鉛筆書きでメモされいます。建設当時の80年代は Google Mapsなどない時代ですから、わざわざヘリを飛ばしたのでしょうか？

ダイニングの大きな壁面には、ウォールウォッシャーの自然光がコシノヒロコさんの作品を一層引き立たせていました。同行メンバーの皆様も、この天井に仕組まれた自然光の間接照明を下から覗いてみたり、外部から構造を確認されたりしていました。

ダイニング隣接されたオープンキッチン。ここから 中庭、お庭に続く大きな開口も気持ちよく素敵なホームパーティの様子を妄想してしまいました。

光がリズミカルに入ってくる空間。

そして、その外観。

曲線の壁が気持ちよくお庭に続く空間は寝室として使われていたそうです。奥に行くほど狭く地形が盛り上がっているお庭のプランは日本庭園の遠近法と同じくお庭を広く見せる技法でしょうか？前日、京都で庭園を見学したばかりなので、そんなこともふと思いました。

あっという間に、見学の時間も終了。楽しく充実した盛りだくさんの視察旅行でした。
 
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