活動報告
IIDA Rainbow Project 2016 熊本支援チャリティーコンサート（2016.10.1）
この度の熊本県を中心として発生しました大地震により被災された皆様に、深くお見舞い申し上げます。
IIDA Japan chapterでは、東日本大震災後2012年より微力ながら続けて参りました震災復興支援活動の「Rainbow Project」といたしまして、9月10日に日仏文科協会 汐留ホールにて、ピアニスト妹尾哲巳氏をお迎えし「Rainbow Project 2016 熊本支援チャリティーコンサート」を開催させて頂きました。
当日は90名を超えるご来場、また、来場出来なかった方々からも多くのご寄付をお預かりし、当日を迎える事が出来ました。今回のチャリティーコンサートの趣旨にご賛同頂きご出演下さいましたピアニストの妹尾さん、ご寄付頂きました皆様の沢山のご協力に、心より感謝し御礼申し上げます。
コンサートはモーツァルトのピアノソナタK. 330の全楽章の通しから淡々と始まりました。会場の皆様はその一曲目の選曲、そして妹尾さんの演奏に、考え感じる所がそれぞれあったことと思います。その後も、会場のホールが日仏文化協会ということでラヴェルやドビュッシーのフランスもの、SMAPの「世界に一つだけの花」、「アメイジング・グレイス」、チック・コリアの「スペイン」、最後は圧巻の「メフィスト・ワルツ」など観客との対話を交えながら他にも様々な曲と素晴らしいジャズアレンジも含め、終始耳も心も楽しませて下さいました。
今回の震災において、熊本地方には熊本城をはじめとした国や県指定の文化財の他にも、未指定の歴史的建造物や景観の残る地域が多くあり、その被害は深刻な状況と伺っております。一度失っては取り戻すことの出来ない貴重な文化財。IIDAというインテリアや建築デザインに携わるメンバーで活動する私たちは、今回のお預かり致しました寄付金につきまして、国や自治体からの支援が得られず修復の目処も付いていない未指定の歴史的建造物の保護に向け活動を始めた「日本イコモス」に寄付をすることとしております。寄付金の結果につきましては、今後発信致します報告をお待ち頂きますようお願い申し上げます。
最後に、この度のチャリティーコンサートへの温かく厚いご支援を下さいました皆様、そして妹尾様、汐留ホール様に改めまして深く感謝申し上げます。本当に有難うございました。
今後ともIIDA Japan chapter「Rainbow Project」を宜しくお願い申し上げます。
撮影: MIREI KOJIMA / レポート: 古澤
