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会員のお仕事

Designer’s House / Designer’s Project
デザイナーの住まい・仕事 vol.2

額縁が似合う家  U邸 第3回

IIDA Japan Chapterメンバーの住まいや手がけた物件を紹介するDesigner’s House/Designer’s Project。
第2回目は、城下町小田原にあるU邸をご紹介します。

text & photographs: Eriko Hosoi
photographs : Keiko Ushiyama

東京から新幹線に乗って40分弱。「小田原は近い」と改めて感じながらU邸に向かうと大きな桜の古木が目の前に。小田原城を近くに望むその場所にU邸はあります。築50年近く経つ店舗付き住宅を改装して約10年。アメリカやヨーロッパの文化に親しんだご夫婦ならではのインテリアがそこにはありました。
設計・デザインはU氏のご主人でもあるM氏との共同設計

古きもの大切なものを愛でる

U邸の家具や小物には素敵なエピソードがいろいろありました。旅先での出会いや記憶、夫婦の想い出、友人からの贈り物。それぞれに大切にしたいものがあり、それらをどこかにしまうのではなく、使い、飾り、愛でる場所がありました。例えば寝室の家具。これらはご主人がサンフランシスコで手に入れたフランス製ウォールナット材のアンティーク。数十年前に手に入れながら長くアメリカの某所に置かれ、その後の山梨の知人のもとに預けてこの家の改装時にようやく手元に。またダイニング脇のキャビネットには古い銀器が沢山並んでいます。これらは全てアメリカに住む長年の友人でありデザイナーのJack氏からのプレゼント。

ご夫妻の人柄や素敵なライフスタイルが表れたインテリアに触れ、“自分らしく美しく住まうということ”の大切さを改めて考えました。東京に生まれ育ったご夫婦が、どこかのんびりとした空気が漂う小田原の地に居を構えて18年。洗練された中にも穏やかな空気が流れるU邸は、とても落ち着ける空間でした。



サンフランシスコで購入したフランス製のアンティーク家具


リビングにもアンティーク家具や小物を 引き出しの中にはカトラリー類を入れて日常使いの収納スペースに

友人から送られた銀器をまとめてコーナーに

大切な家族の一員 Jean




インテリアを彩るアクセサリー類
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