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会員のお仕事

Designer’s House / Designer’s Project
番外編 shop & showroom Ver.2

TECIDO 目白ショールーム

IIDA Japan Chapterメンバーの住まいや手がけた物件を紹介するDesigner’s House/Designer’s Project。
今回は番外編shop & showroomバージョンとして、この夏オープンした IIDA Japan Chapterの企業会員である
株式会社テシードの目白ショールームをご紹介します。

text : Eriko Hosoi
photographs & cooperation:TECIDO & CO., LTD

 夏真っ盛りの8月23日。長く新宿のOZONEでショールームを運営してきた株式会社テシードが目白に場所を移し、これまでとは趣の異なる新しいショールームをオープンしました。
 コンセプトは、ゆっくりと時間をかけて商材を見られる落ち着いた空間。ホテルのラウンジのように寛げる空間を目指して設計デザインされています。デザインはホテルのプロジェクトを多く手がける有限会社村上尭彦デザイン事務所によるものです。
 そのこだわりは照明や什器レイアウト、壁面のマテリアルなどに見ることが出来ます。輸入壁紙の豊富さで知られるテシードですが、敢えて壁面にはレンガ調のブリックタイルを使用するなど、商材紹介よりも空間イメージを重視しています。また照明は、全体を一律に明るくするのではなく、スペースや目的によって強弱のバランスを付け、イメージと機能を両立させています。LEDのスポットは3色を用い、商材選びの際、光色による色柄の見え方を確認出来るよう組み合わせや配灯も工夫されています。オープン当初、暗いと感じるお客様がいるのでは?と危惧する意見も出たそうですが、実際に利用されたお客様からは、落ち着いてじっくり選ぶことが出来ると好評だそうです。
 以前より倍近く広くなったスペースは全体でおおよそ80平米。そこには500冊を超えるサンプルブックがまるで大きなライブラリーのように美しく壁面に並んでいます。その手前には大きな台やテーブル席が複数あり、何冊ものブックを広げてじっくり吟味出来る場所になっています。また、クライアントと一緒に訪れた時など、他のお客様を気にせず打ち合わせが出来る個室スペースもあり、来場者への心配りが感じられます。休館日の水曜日には、この広いスペースをセミナーや勉強会に使ってもらえるよう事前予約・相談で貸し出せるようにもなっているそうです。
 今年26年目をむかえるテシードの歴史を感じる場所もあります。それはショールーム奥にあるスタッフデスク。創業当時から使われている古いデスクを塗装し直し大切に使われています。新しいショールームですが、テシードが培って来たノウハウと歴史がさりげなく感じられる場所にもなっています。

 場所柄、目的を持って来てくださる方が多いことを考え、じっくり時間をかけて商材選びが出来るよう、落ち着いた雰囲気、スペース配分、マテリアル、照度・光色設定にこだわったショールーム。ホテルライクな空間に生まれ変わったこの場所で、新しいインテリア・マテリアルを探しに出かけてみましょう。

株式会社テシード 目白ショールーム
〒171-0031 東京都豊島区目白2-1-1 目白NTビル7F
Tel:03-6912-9990 Fax:03-3980-9716
営業時間: 10:00〜18:00
定休日: 水曜日 祝日(土日を除く)夏季 年末年始
アクセス:http://www.tecido.co.jp/info/showroom.html

 

 
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