会員のお仕事
Vol.18 Design by 高桑郁代/ Ikuyo Takakuwa + 小林陽子/Yoko Kobayashi
愛和病院P & M House(パタニティ・マタニティ ハウス)
ここ10数年少子化が叫ばれているが高齢化とともに大きな社会問題になっている。
イクメンと言う言葉はよく聞くが実態はどうなのか?出産後すぐに家庭に帰りママ一人で子育てをするにはあまりにも心細い。また職場復帰するまでの約1年間を子供とだけ向き合って家で過ごすのは何かとストレスがたまるし相談相手や話し相手がほしい。何よりももっとパパたちにも子育てに参加してほしい、親子3人でセカンドハネムーンを楽しんで絆を深めてもらいたいという願いからこの施設は計画された。
基本的には退院後隣にある病院から親子三人でこの施設のステイエリアで2泊3日を過ごす。ここではパパに授乳や沐浴などを積極的に行ってもらう。帰宅後は隣のデイエリアで午前か午後の半日を過ごす。(1年間は毎日利用できる)勿論パパ同伴も大歓迎である。ここには保育士が常駐していて何でも相談ができ子供を遊ばせながらパパ・ママ友とのおしゃべりや情報交換ができる。
この施設の特徴は大きなお庭があることだがこれは「ログロード代官山」「代官山TENOHA」「二子玉川TSUTAYA」などのガーデンデザインを手掛けたSOLSOの斎藤太一さんにお願いした。
1年後の卒業後も色々なイベントやパパ・ママ友の交流が続いていると聞いている。