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活動報告

東日本大震災支援企画 Rainbow Project Part-3(6月4日石巻訪問のご報告)(2012.7.1)

6月4日(月)IIDA日本支部は、有志 東京から高桑さん、細井さん、眞柄の3名は、仙台の長塩さんの案内で、石巻に行って参りました。

4月の仙台行きはHPにも載っていますので見て頂けたかと存じます。
今回は長塩さんが、事前調査して下さった中から、保育園あいはらの視察と石巻市福祉部子育て支援課の菊地さんにお目に掛かかることが主な目的でした。

石巻市は被災した市の中でも死者3182名、行方不明者553名と最大の被災地でもあります。役所の方は今でも帰りは夜10、11時と仰っていました。区域外から市に応援部隊が来ているので自分たちも頑張らなくてはいけないと、話しておられました。現状復帰までの道のりが大変なことを実感しました。


石巻市福祉部子育て支援課の菊地さん

保育園あいはら
遊具も何も無い園庭(滑り台と砂場が一緒になった遊具を発注済みとのこと)

右端が園長先生

中は先生達の手作りでそれなりに暖かい雰囲気になっている
3歳から5歳児のお部屋ともっと小さい子供の二部屋に分かれている

多いときは60人くらい居た園児も今は13名ほど。

保育園あいはらではあまりに甚大な被害で再開が危ぶまれたそうですが、 働くお母さん達のたっての希望で再開を決意したそうです。 建物だけが残ったが,泥が入ってしまってそれを手で掻き出したときに指を骨折してしまい,それも気がつかないほど動転していたそうです。 今も指は曲がったままの状態だそうです。 ここの子供達はお行儀が良くて、可愛くて こんな子供達のためなら頑張ろうという園長さんの気持ちがよく分かりました。

今居る子供達は長く通ってきている子供達で、保母さん達3名も10年以上のベテランとのこと。
都市計画で住宅地では無くなったため、将来的には移転と言うことになりますが、その移転も2年から2年半後だそうです。物の支援であれば引っ越しても使える物をという希望があります。
規模は小さいですが移転の不安や資金繰り、さまざまな現状の狭間に有りながら何とか保育園を続けていきたいと思っている園長先生にエールを送り、将来を担う子供達を健やかに育てて頂きたいと思い、ここを支援先の候補と考えています。皆さんのご意見もお聞かせ下さい。

Rainbow Projectでは一緒に考えて下さる方を募集しております。

◎認可外保育園を候補にした理由
市からの支援が少なく、石巻市からも市直営はある程度の支援は見込まれるので、できれば認可外を支援していただけると嬉しい旨を伺った。(菊地氏)
認可外の中でも悲惨だったところを伺い、その中の一つが保育園あいはら。

(Rainbow Project 担当 真柄 則子)

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